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神社参拝時の一般的な作法についてのマメ知識4「神社についたら1」

      2011/11/25

目的を持ってお伺いするにしても、通りがかりであったとしても、誰もが
気軽に立ち寄ることが出来る身近な聖域の一つが、神社ではないでしょうか?


大きい神社になると、かなり長い(広い)参道があり、その始まりには
鳥居があるのが常だと思います。

大抵は、その道すがらにはおみやげ物屋さんや飲食店、旅館があったりします。
神社的な考えでは、すでにその鳥居から始まる境外の参道も神域という事です。

そういった境外の参道の風情は時代と共に移り変わっていたとしても、
きっと昔からそういった人々の営みからの賑わいを、神様も微笑ましくご覧に
なっていたのではないかな、と、勝手は空想を巡らせたりするのですが。

さて、「どこからが神域か?」ということは、個人の感性で良いと思っています。

ただ、意味なく鳥居が設置されているという事もありませんので、
「あぁ、ここから本殿に向かうのだなぁ」位の意識は持ちたいと思いますね(笑)。

まぁ、本殿・拝殿のある境内が神域であることは、どなたにとっても確かな事だと
思いますので、今日は、この境内からという部分に絞って、
メモしておこうと思います。

■「境内鳥居をくぐる、ということ」
境内(神様の空間)と境外(人の空間)の境目としての目印が鳥居となります。

鳥居については「邪気を入り込ませない結界」という説、
「神を土地に縛り付けるクサビ」という説、様々に言われていますが、どちらの
意味においても「境内は神のおわす神域」という事に変わりありません。

ですので、可能な範囲で参拝する側も「気持ちの切り替え」が必要かと思います。

「神の世界は精神の世界」と言われていて、唯物的な感覚を以ってすると、少々
バカげているようにすら感じるかもしれませんが、精神の世界とは、「想念で成す」
という価値観で、「想念」とは「相手の心・今の心」と書きますように、例えば
両者が向き合う時、「相手の心と今、この瞬間の自身の心」が通わなければ、
完全には成立しないモノです。

ですので「ここからは、神域」と、「立ち入る側も」「そう」と認識しなければ、
せっかくの神域としてのパワーも、効果がありません。

そういった仕組みがある「想念」の世界への入り口が鳥居です。

所作としては、「鳥居前で、深く一礼」というのが慣習ですが、
「鳥居(境内参道)真ん中は神様の通り道」とされており、左右どちらかに
ずらして立つのが礼儀、となっています。

もちろん、境内参道を通行する際も、真ん中を通行するのは良しとしません。
左右どちらに立つか・・・ですが、右に立つ・右側通行、という説もあります。

(これは、神社では拝殿(本殿)に向かって右が下座になっていることから
だと思います。が、個人的には、「向かって右が下座」という事を一応知った上で、
参拝した神社の敷地の状態や人の流れ、またはその時の自分の気分・・・
というか、その時ピンと来た形で良いと思っています。)

要は、神様に遠慮する(謙虚に向かう)という心根が肝心なので、そういう
心根でいれば、その時自分がどこにいるべきか、どう進むべきかが自然と
分かったりするものです。

※ところで「思(う)」という文字は思考的な感じがして、「想(う)」という
文字は、より感覚的(感情、心の深い部分)な感じがしますし、「念」もまた
心の深い部分を感じさせられるのですが・・・どうでしょうか。

「念」とは「今(の)心」と書き、「想」とは「相(手)」に「心」と書くように、
「相手に掛ける今の心」ということだと思います。

ですので、日本古来の精神文化からみるに、「相手に対する思いやりや礼節・礼儀」、
すなわち、「感謝・謙虚・わきまえる」という心を持って、
鳥居をくぐりたいものです。

 - 神社 ,

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