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枚岡神社〔ひらおかじんじゃ〕略年譜の注釈

   

実は月初めに、境内で朝市があるようなのですが、未だ参加できていない・・・。
一度のぞきに行きたいと思っているのですが・・・(笑)。


地元のお野菜など購入したいと思うのですよ~。
ではでは、略年譜からの注釈を一挙にいってみましょう!(笑)

『天種子命(あめのたねこのみこと)※』
天児屋命〔あめのこやねのみこと〕の孫で、天孫降臨よりの司祭の家系である中臣家の
遠祖となっている。神武天皇の御東征に第一の重臣として従軍し、筑紫の宇佐〔うさ〕で
宇沙都比売〔うさつひめ〕(瀬織津姫〔せおりつひめ〕)と結婚したとある。

『神津岳〔かみつだけ〕※』
生駒山麓にある枚岡神社の本宮創祀の地であり、大阪平野を始め、瀬戸内海、
淡路島をも一望できる。

神武天皇が神武御東征〔じんむごとうせい〕の際、生駒の山を越えて大和の国へ進もうと
されたが、生駒の豪族であったナガスネヒコの大軍と戦がおこり思うように進むことが
できなかった。
この事から「天照大御神の子孫でありながら、日に向かって敵を討つことは神の道に
逆らうものである」と悟られ、日を背にむけて大和へ進むことを決意される。
この時に、天児屋根命・比売御神の二柱の神をお祀りし、国土の平定を祈願されたのが、
霊地神津嶽といわれている。

『平岡連(ひらおかのむらじ)※』
天種子命が、天児屋根命・比売御神を祀ったその後よりこの地に留まった皇軍の
一部であり、天児屋根命を祖とする者(中臣氏)が代々祀職についたとされ、
この一族が「平岡連」と呼ばれ、末裔に後水走〔ごみずはい〕、鳥居氏などが、
今も地名として残っている。

『奈良の春日大社創建※』
全国の春日神社の総本社で、奈良県奈良市の奈良公園内にあり、旧称は春日神社。
藤原氏の氏神四神(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神)を祀る。

768年(神護景雲2年)に藤原永手が枚岡神社に祀られていた天児屋根命・比売神に、
鹿島の武甕槌命、香取の経津主命を併せ、御蓋山の麓に四殿の社殿を造営したのが
創祀とされる。
1871年(明治4年)に春日神社に改称、1946年(昭和21年)12月に春日大社に改称。

『正一位※』
位階及び神階の最高位。
神階は神社に対して授けられ、分祀先には引き継がれないものの、神には寿命がないのと
原則として格下げられることがないため、結果、多くの神社が「正一位」となり、
律令制の崩壊とともに、分祀先でも元の神階を名乗るようになった。
ちなみに、正一位である稲荷神の総本社の伏見稲荷大社から勧請を受けた全国の
稲荷神社も正一位を名乗っており、「正一位」は稲荷神の異称のようになっている。

『延喜式※』
三代格式〔きゃくしき〕(平安時代中期に編纂された、格式(律令の施行細則)の
弘仁格式、貞観格式、延喜格式)のうちの一つ。
延喜式は藤原時平、藤原忠平らにより編纂され、全50巻、約3300条からなる。
室町・戦国期の古写本も失われ、原本は現存しないものの、細かな事柄まで規定され、
全国への庸、調、中男作物の割り当てや農産物、漁獲物、特産物を知ることができる等、
ほぼ完全な形で残っており、古代史の研究では重要な文献。
延喜式神名帳に記載のある神社は、当時朝廷から重要視された神社であり
一般に式内社と言い、社格の一つとされた。

『名神大社※』
古代における社格の1つ。
名神〔みょうじん」とは古来より霊験が著しいとされる神に対する称号で、
その名神を祀る神社全てが官幣大社や国幣大社に列していることから
「名神大社」と呼ばれる。

『一の宮制度※』
一宮とは地域の中で最も社格の高いとされる神社のことで、一の宮・一之宮などとも書く。

制度として、選定基準を規定した文献や信頼できる古書類などの資料が乏しく、
諸説様々があるものの、12世紀前半に成立したとされる『今昔物語』に「今ハ昔シ
周防ノ国ノ一宮ニ、玉祖ノ大明神ト申ス神在ス」という一節に「一宮」の称号が
初見されるなどにより、11世紀~12世紀にかけて成立したとされ、「国司が任国内の
諸社に巡拝する順番」とするのが一宮の起源の通説だが、異論も多く存在する。
律令制崩壊の後から現在では、すべての神社は平等となっているものの、かつて一宮と
されたことのある神社のほとんどが「○○国一宮」を名乗り「全国一の宮会」を結成し、
(全ての一宮が加盟しているわけではない)、一宮巡拝を行う「全国一の宮巡拝会」と
連携して、一宮巡拝の普及のイベントなども行っている。

『官幣大社※』
官幣大社とは毎年2月の祈年祭に国から幣帛乃至幣帛料を支弁される(神祇官から幣帛を
受ける)神社のことで、式内社の種別の一つ。

官幣大社は畿内に集中しているが、国幣大社・国幣小社は全て畿外にある。
近代社格制度の社格は延喜式における社格とは関係なく、制定時の重要度や社勢に
応じて定められ、祈年祭以外の祭にも幣帛に預かる神社があり、社格とともに記されている。
幣帛(へいはく)とは、祭祀において神に奉献するものの総称で、「みてぐら」
「幣物(へいもつ)」とも言う。
『延喜式』には、幣帛の品目として布帛、衣服、武具、神酒、神饌などが記されており、
明治8年に定められた「神社祭式」では、幣帛として現物のほか、金銭を紙に包んだ
「金幣」を加えることとされ祭典にさきだってあらかじめ地方庁に交付され、地方長官に
供進させた。

『枚岡造(王子造)※』
神社の建築様式、流れ造りの一種だが、屋根桧皮葺木部の彩色が独自な荘重古雅を
極めており、枚岡造りとして東大阪市の重要文化財に指定されている。

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