国民が「幸せ」と言う国(3)
2011/06/09
初めて知ったのですが、ブータンの入国には、様々な
制約があるようです。
例えば「国の認可を持つガイドが、必ず同行する」とか。
これは「観光客が身勝手な行動をしないように」ということらしいです。
なぜ、そのような「監視」を付けてまで・・・というところですが、
これは現在、国策?としている「環境保護」の側面からのようです。
また、旅行者は行き先など滞在中の予定も、細かく報告することを
義務づけられてもいます。
要は、「勝手に(あるいは決まりを知らずに)環境破壊をされては困る」、
だから「見張り番」を付けておく、という感じなんでしょうね。
タバコも基本NG、持ち込みは200%の税率で数も制限されていて、
さらには、国内での販売はされていないようで、ホント、徹底的です。
国自体から、ここまで環境を保護する姿勢は、先進国で謳われている
「自然保護」の在りようとは、「似て非なるもの」と感じさせられます。
この国が目指し、推進する精神を少し垣間見るような内容が
ウィキさんにありました。
≫≫(ウィキペディア「国民総幸福量」・展望より引用)
ブータン国立研究所所長である、カルマ・ウラは
GNHについて次のように述べている。
「経済成長率が高い国や医療が高度な国、
消費や所得が多い国の人々は本当に幸せだろうか。
先進国でうつ病に悩む人が多いのはなぜか。
地球環境を破壊しながら成長を遂げて、豊かな社会は訪れるのか。
他者とのつながり、自由な時間、自然とのふれあいは
人間が安心して暮らす中で欠かせない要素だ。
金融危機の中、関心が一段と高まり、GNHの考えに基づく政策が
欧米では浸透しつつある。
GDPの巨大な幻想に気づく時が来ているのではないか」
≫≫(本文抜粋)
≫≫(参考サイト)
http://www.iip.co.jp/bhutan/
(「ようこそ雷龍の国ブータンへ」)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%B7%8F%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E9%87%8F
(ウィキペディア「国民総幸福量」)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%B3
(ウィキペディア「ブータン」)
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